わたし、いつも雑誌って発売日にすぐ買わないタイプなんです。
書店に行けばまだ並んでるだろうって、なんとなく安心してしまうんですよね。でも今回の「Forbes JAPAN 2025年10月号」は、その油断が命取りでした。
通販サイトをざっとチェックしたら、もうほとんど売り切れの文字ばかりで、思わず「あれ?」って声が出ちゃったくらい。発売日が8月25日だから、まだそんなに日が経っていないのに、あっという間に在庫が消えていくのを目の当たりにして、雑誌ってやっぱり凄いって改めて感じたんです。
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理由は単純で、今回の特集が「30 UNDER 30」なんですよね。
30歳未満で、これから社会や経済を変えていくかもしれない若い才能を取り上げるアワード。アメリカ版が始まったのが2011年で、今では世界81カ国でやっているそうです。
そんなスケール感の企画を、日本版でしっかり掘り下げて紹介している。それだけで読みたくなるのは当然で、売り切れになるのも当たり前かもしれません。
■ 楽天ブックス ⇒⇒ フォーブスジャパン2025年10月号
実際、こういう特集って自分の年齢と近い人が登場していたりして、ちょっとドキッとするんですよ。
私自身、20代後半の頃にこの「30 UNDER 30」を初めて知って、同世代が起業したり、新しい文化をつくったりしている記事を読んだときに、胸の奥がざわざわしたのを覚えています。うらやましいというより、なんで自分はそこまで突き抜けられなかったんだろうって、軽く落ち込んだりもして。
だけど同時に、ただ傍観するんじゃなくて、自分の生活や働き方を少しでも変えようと思うきっかけにもなったんです。
だから今回も、紙でちゃんと読みたかったんですよね。
一度は「近所の本屋で探せばあるでしょ」って軽く考えて、仕事帰りに寄ったんですけど、雑誌コーナーを見渡しても影も形もない。
念のため店員さんに聞いたら、「予約分で完売してしまって入荷予定は未定です」と言われて、もうその瞬間に後悔が押し寄せました。あのとき、発売前に予約しておけばよかった…って。なんで人って、ギリギリまで動かないんでしょうね。
それにしても、今回の号は「未来が今まさに形になっていく瞬間」を閉じ込めているみたいな特別さがあるんです。
自分の立場からすると、遠い存在に思える若い才能の話でも、読むことで「少しでも自分の毎日に取り入れられることはないかな」って考える。そういう刺激をくれるのがForbes JAPANの魅力だと思います。ページを閉じたあと、ちょっとした余韻が残る雑誌って、ありそうで実はあまりないんですよね。
結局今回は、通販でも書店でも手に入れられず、タイミングを逃してしまいました。
でもこれもひとつの学びです。次回からは「迷ったら予約」を徹底しようって心に決めました。雑誌なんていつでも買えるって思っていたけれど、人気特集の号に関してはそれは通用しないんですよね。売り切れが多いのは残念だけど、それはつまり多くの人が同じように未来をのぞき見したいと思っている証拠なんだろうなって、ちょっとだけ納得もしています。
もしまた再販や在庫復活があるなら、今度こそ絶対逃さないように。そう思いながら、ネットの在庫チェックを続けている自分がちょっとおかしくて、でも、これが「30 UNDER 30」の力なんだなと、妙に納得しています。